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2018.06.21

パッシブデザインについての「あれこれ」 vol.1

 

設計企画部の原口です。http://www.mbchouse.jp/staff/details_410.html

今回のブログから、MBCハウスが設計するうえでメインコンセプトとしている

「パッシブデザイン」を題材にシリーズ化でお届けして参ります。

第1回目となる本日(6月21日)は、ちょうど「夏至」の日にあたりますので

「夏至」についての「あれこれ」をお届けします。

 

まず、今年の夏至は6月21日ですが年によっては20日または22日になることもあります。

夏至は季節の一つで1年を24分割した「二十四節気」の12番目にあたります。

そのほかで有名な「二十四節気」には「冬至」「立春」「立夏」「立秋」「立冬」などがあります。

この日ですぐに思い浮かぶのが、日照時間の長さだと思いますが鹿児島では14時間13分になります。

「冬至」では10時間6分ですから何と4時間7分もの差になります。

地軸の傾きと太陽の位置の関係で北半球では緯度が高くなるほど日照時間が長くなるので、

北海道では2時間以上長い16時間40分程度までになります。

さらに北極付近までいくと太陽が1日中沈まない「白夜」となります。

 

ここからが「パッシブデザイン」との関連になります。

「夏至」は日照時間の最も長い日であるとともに太陽高度(高さ)が最も高くなる日でもあります。

夏の「パッシブ」を考えるうえで最優先すべきが鹿児島の暑い日差しを室内に入れないことです(日射遮蔽)。

カーテンのない2m×2mの窓に日射が当たるとおおよそですが、500Wの電気ストーブが

窓にある状態になります。よりエアコンの設定温度を下げないといけないし、日差しを避けるために

遮光カーテンを閉めると昼間でも照明を点けないといけなくなって不経済と不快の極みとなってしまいます。

「パッシブデザイン」でよく見かける日射遮蔽(夏)と日射取得(冬)の図式は、一般的に

「夏至」と「冬至」の太陽高度をもとに作られているようですが、MBCハウスは8月1日と2月1日でチェックします。

その理由は、日射遮蔽は暑さ対策、日射取得は寒さ対策が目的であるのに夏至と冬至が鹿児島の

最暑日と最寒日でないということです。ましてや夏至の6月21日は梅雨の真っ只中で

日射遮蔽というより、湿度対策のほうが重要な時期です。

8月1日と2月1日は鹿児島の過去30年間の気象データから、年間最高(最低)気温の最も多い日として

チェック対象日にしています。

図のように日差しのコントロールにおいては、「夏至」「冬至」よりも「軒の出」や「窓の大きさ」の計画は

難しくなりますが、最暑日と最寒日でチェックして始めて「パッシブデザイン」だと考えているので

8月1日と2月1日で検討を行っています。

MBCハウスの標準での断熱・気密性能とこの日射計画が十分になされていれば、

夏・冬ともにエアコン1台だけでの全館コントロールが可能になります。

これから本格的に暑い夏の時期に入りますが身近な日射遮蔽として、室内側のカーテンではなく

外側での簾やアウターシェードなどを使って遮蔽することをお勧めします。

(カーテンに比べて約3倍の遮蔽効果があります)

また、夕方から夜にかけて外気温が27℃より下る日は窓を開けて扇風機を使いながらの

通風にも心がけてください。微風(0.5m/s)であっても体感温度は1℃涼しく感じます。

エアコンをかけっ放しだと体のだるさにもつながりますので、自然の風と上手に使い分けて

これからの暑い鹿児島の夏を乗り切っていただけたらと思います。

長ーいブログに最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。

これからも季節ごとのワンポイントパッシブコメントをお届けしたいと思っておりますので

次回にもご期待ください。

MBCハウスのパッシブデザインに関するホームページはこちら。http://www.mbchouse.jp/concept/comfortable.html

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