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2019.04.05

「パッシブデザインについてのあれこれ vol.5」

桜の満開を待ち遠しく感じる設計企画部の原口です。
 
4月に入りまして様々な「新□□」を目にしたりしますが、
何といっても「新元号」の『令和』が旬ですね。
248番目にして初めて漢籍からの引用でなく、万葉集からの典拠であったことも
勉強になりましたし、個人的にもとても良い響きの元号だと思います。
(実は中国の代表的古典「文選」からの孫引きだったという説もありますが)
安倍首相の言葉に「厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように….」
とありますが、何となくパッシブ的な意味合いに感じてしまうのは私だけでしょうか?
 
ということで前置きが長くなってしまいましたが、今回の「パッシブデザイン」は
建物の外観の色についてお話します。
 
屋根の色や、外壁の色を何系にしようかとお考えの方々は参考にしてみてください。
外観デザインはもちろん外観色とマッチしてこそ美しく感じるものですが、
パッシブ的な考え方から決める外観色というのも有りです。
結論から先に言いますと、屋根と南面以外の外壁はホワイト系、
南面の外壁のみブラック系がおすすめです。
下のグラフは鹿児島の1月と8月の方位別日射量の違いを示したものです。

分かりづらいかもしれませんが、
冬は屋根面や東西壁面よりも南面外壁の日射量が最も多くなります。
逆に夏は屋根面が最も多く、次いで東西面外壁、南面外壁の順に多くなります。
 
このことから夏は厳しい暑さを和らげる意味でも、屋根・南面以外の外壁は
反射率の高いホワイト系にすると建物表面の温度上昇軽減につながります。
逆に、冬は日射量の最も多い南面外壁を吸収率の高いブラック系にすると
建物南側表面の温度上昇につながります。
もちろん、屋根・外壁ともすべて通気工法を採用していますので
暖気は外気に放出されますが、外壁仕上材の温度は輻射熱として室内に
影響を及ぼす分、反射と吸収を使い分けることで「夏は涼しく、冬は暖かく」の
一助となるわけです。
ちなみに南面外壁をブラックにしても、夏は屋根の軒の出やバルコニーで
日射遮蔽ができていれば問題ありません。
 
とはいえ、こんな感じの家にしたいとかの思いもあることでしょうから、
どんな外観色にするか迷っていらっしゃる方々が参考にしていただけると幸いです。
 
MBCハウスの「吉野ZEHモデルハウス」がこの外観色の使い分けを
意識した建物になります。屋根がガルバリウム鋼板のシルバー色、
南面外壁はガルバリウム鋼板のブラック色、南面以外が塗り壁のホワイト色にしています。
まだご覧になられていない方はもちろん
すでにご覧になられた方もこのことを意識して、再度のご見学をお願いいたします。

これまでの「あれこれ」はコチラ!
「パッシブデザインについてのあれこれ vol.4
「パッシブデザインについてのあれこれ vol.3
「パッシブデザインについてのあれこれ vol.2
「パッシブデザインについてのあれこれ vol.1
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