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2019.09.12

考えてみたブログ ~家づくりにエコを足すなら~

設計課の上村です。

今日は昨日県民交流センターで行われた

「全国省エネミーディングin鹿児島」

に参加し話を聞いて参りましたので、感じたこと、考え

たことを綴ろうと思います。

 

「全国省エネミーディングin鹿児島」

主催は「Forward to 1985 energy life

という一般社団法人で

「フォワードトゥイチキュウハチゴエナジーライフ」と読みます。

 

代表理事が野池政宏氏で、

弊社にも一度お招きしてセミナーを開いて頂いた経緯が

あります。

活動内容を(私なりに)ざっくり言うと、

日本社会全体の年間電気消費量を1985年当時相当に

減らすため、まずは家庭での電気使用量を今の半分

にしよう、そのための省エネスキルの普及や、人材

育成のための啓蒙活動。といったところでしょうか。

 

ではなぜ1985年なのか?

 

これは野池氏曰く、

「1985年頃の電力消費量であれば、原発がなくても

なんとかやっていけるから」だそうです。

 

つまり、団体の発足当初の2010年頃の電力消費量から

「原発の発電量」を単純に引くと、1985年頃の

「日本の年間電力消費量」になる、ということです。

 

すごくざっくりした目標なのですが、

これが氏の活動の特徴というか、分かりやすい

と思うんです、すごく。

 

省エネを叫ぶ研究者や実務者は、皆さん頭がいい

んです。だからすごくたくさんの事を知っているし、

確かな根拠で複雑な計算をされて僕らに色んなこと

を教えてくれるんです。

 

でもわかりづらいんですよね。正確なだけに。

私もよくべらべら喋るんですが、(頭はよくありませんが(汗)
やはり普通の人には伝わりにくい。
それを分かりやすく、

シンプルに伝えようとしている。

そしてその意義も大事にしておられる。

 

大事なことだと思います。我々実務者の一番の課題です。

”どうやって伝えるか”

知識は膨大に、でも伝える言葉はシンプルに。

多くの方が望むことですがこれがなかなか難しい。

 

”なぜ”それをするのか

だから

”どうやって”それをやるのか

 

いま、Forward to1985 energy life と一緒になった

「パッシブデザインテクニカルフォーラム」の前身である

「パッシブデザイン協議会」から弊社もたくさんの事を学び、

現在の家づくりに活かしております。

 

パッシブデザインのあれこれについては設計部の原口

のブログでたくさん紹介しておりますが、

”パッシブデザイン”をわかりやすく言うと、

”省エネデザイン”です。

語弊があるかもしれませんが、意訳というか、それが

使う人にとってどんな意味をもたらすかを考えた時が

”パッシブデザイン=省エネデザイン”であり

”建物が勝手に節約してくれるデザイン”

なのです。

 

そして、それを住む人が”運用する”ことでさらに

省エネになる、かつ快適である。

”運用する”とはエアコンの設定温度を変えるとか、

窓の開け閉めをするとかの、生活でのちょっとした

”ワンアクション”です。



(ワンアクションについて、Forward to 1985 energy life
が発行している「住まいと暮らしの省エネガイドブック」
に載っています。残念ながら紙媒体しかないようですので
私が持っている冊子をお見せすることもできます。
もう一冊
住まい手とつくり手で小さいエネルギーの暮らしを
増やしていくアクション」
の方は許可を頂きましたのでページを紹介させて
もらっています。
先に紹介した原口のブログでも多々紹介させて頂いて
おりますので、家づくりをお考えで興味がある方は是非
プランニング依頼を!)

 

”快適である”だけならどんどんエネルギーを消費して

モノを生産して捨てて、という選択肢もありえますが、

じゃあ家づくりの時にそれを選ぶのか。本当に?

そのチョイスのきっかけとして

”環境意識”があってもいいし、

そうあるべきだと思います。

 

パッシブデザインは建物だけでなく運用面でも有効です。

せっかく鹿児島で家をつくるなら、やらない手はありません。

 

だってエコで快適なんですから。



一般社団法人Forward to 1985 energy life事務局様、
許可を頂きありがとうございました。
この場を借りてお礼を述べさせて頂きます。
 
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