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2021.05.29

考えてみたブログ ~ライフスタイルと間取り~

新しい生活様式が叫ばれているのを例に挙げるまでもなく、現代は変化の時代。
働き方も変わってきています。
「ライフスタイル」という言葉がありますが、この言葉の定義、ご存知ですか?
生活様式や生き方という使われ方をしますが、私は、成人した人間には
「ライフスタイル=働き方」という考え方が合っているんじゃないかと思っています。
そして、時代と共に変化してきた「間取り」。
従来の〇LDKというカタチも、今までの働き方に応えてきた間取りだとしたら、
「働き方=ライフスタイル」が変化してきた今、時代が要求する間取りも変化してきているはずです。
(この”脱〇LDK”という考え方自体は何年も前から色んな人がチャレンジしています)

 

「ライフスタイル(働き方)と間取り」

まず以下の引用をご覧ください。



パターンランゲージ 環境設計の手引(C・アレグザンダー他 著 鹿島出版会 1984年初版)
9.仕事場の分散 より
(「職」の地域と「住」の地域を分けることに対し)以下引用
「ーだが、仕事の分離は人間の情緒生活に計り知れない亀裂をもたらす。
子供は、週末を除いて男のいない場所で育つ。
女は、愛らしいだけで知性に欠けた主婦を強要される環境にはめ込まれる。
男は、目覚めている時間の大半を「家族から遠く離れて仕事」し、残りは
「仕事から遠く離れて家族とともに」過ごすという分裂状態を止むなく受け入れる。
この分離は至る所で、仕事は苦役で、家庭生活のみが「生きがい」
だという考え方を強要しているー」原文ママ 引用終わり

よって著者は、仕事場の集中を極力排除し、仕事と家庭を近づけることを提唱しています。
その際仕事場が発生しがちな騒音や交通から近隣を守るため、
コミュニティの”境界線上”に配置すればよいとも言っています。

これは何も全ての家庭内に仕事を持ち込むべきと言っているのではなく、
家庭の徒歩圏内に仕事場があるべきだ、例えばオフィス街に社員が通勤するかのように、
仕事場が集中(東京のオフィス街と郊外のベッドタウンのような関係)
すべきでないという主旨のため、これをこのまま現代の家づくりにあてはめることはできません。
まちづくりやコミュニティ形成のお話だからです。
個人の住居に落し込めば、オフィスの近くに居を構えるという意味になり、
ものすごく地価の高い狭小地に家を建てるか、街中のマンションかという選択肢になります。
これでは選択肢が限られてきます。

家づくりのヒントを得るのであれば、
「家の中に”職”のスペースを」という帰結に至ります。
インターネットがもたらす恩恵を最大限生かし、
リモートワークや多様な働き方ができる世の中になりつつあるからです。
これは何も大人だけではなく、
これからの時代子供たちの学習に必須となるIT機器を設置するスペース、
という意味で学生のための空間にもなります。
実際、知り合いの自営業者の家庭でも、自宅に併設された事務所空間で
勉強している子供もいます。

 

結論


帰結になります。
これらを取り入れた間取りの概念図がこちらになります。↓





先の「パタンランゲージ」で仕事場は”境界線上”にあったほうが
生活に害をもたらさないとありましたので、
外部と接続する玄関(図では「入口」)のすぐそばに設けました。
来客も想定されますので、あまり家の奥に無いほうが良さそう
というのは直観的に分かりますよね。

「パントリー」という機能は、共働き家庭+大型スーパー=一度に食材を買い込む
ことの需要から生まれたとも言われます。
この「〇LDK+職空間」も、時代の要求があればこれから
普及していくかもしれませんね。
詳しく聞きたい方は是非、間取りの相談にいらして下さい。

設計チーム 上村でした。
それでは。
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