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2018.10.14

パッシブデザインについての「あれこれ」 vol.2

10月も半ばに入って、すっかり秋らしくなってきました。

設計企画部の原口から「パッシブデザインについてのあれこれ vol.2」

をお伝えさせていただきます。

10月の鹿児島の気候は、5月とほぼ同じ気象データになります。

5月よりは冷んやり感を感じますよね。同じ外気温でも初夏から夏に向かう5月と

晩夏から初秋に向かう10月では体感温度が異なるからです。

鹿児島市の10月の平均気温は21.2°ですが、最低と最高の差が10°近くにも

なるのが10月の特徴です。体調管理が大事ですね。

暑いときは日射遮蔽が必要ですし、肌寒いときは日射取得も必要になります。

でも、この時期は心地よい自然の風を家の中でも満喫できる季節なのです。

ということで、今回は家の中での風通しのあれこれをお伝えします。

家の中での風通しの基本は、風上側の窓と風下側の窓を開けることです。

その日の風の強さで通風量は変わりますが、窓の開け方でその風量を

ある程度コントロールすることができます。

(資料:財団法人 建築環境・省エネルギー機構

 「常暑地版 自立循環型住宅への設計ガイドライン」より)

図のように、同じ強さの風であっても

風上側の窓は少しだけ開けて、風下側の窓を目いっぱい開けるとより強めの

風を感じることができます。

逆に、風上側の窓は目いっぱい開けて、風下側の窓を少しだけ開けると

柔らかめの風を感じることができます。

また、家全体に風を通したいときは風下側の多くの窓を開けるといいですが、

リビングや自分の居る場所にピンポイントに風を通したいときは、風上側から

直線上になる風下側の窓だけ開けると、より効果的な風の通り道をつくれます。

春と秋の風を通したい時期に、ぜひ試してみてください。

いずれにしましても、最も過ごしやすいこの時期。

スポーツに読書に食欲にと、お出かけになることも多いのではないかと思いますが、

MBCハウスの各モデルハウスにもぜひお立ち寄りください。

 

 

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