スタッフブログ

Blog

2019.11.07

建築家 堀部 安嗣 講演会

こんにちは設計課 坂元です。
先日、天文館が「おはら祭」で賑わう中、鹿児島大学内で行われた建築家 堀部 安嗣氏による講演会に行ってまいりました。

会場には、県内各地から学生や設計事務所の方等が集まっており、90分間の講演が行われました。
堀部氏は、さつま町や屋久島に設計を手掛けた住宅があり、鹿児島にもゆかりのある建築家の先生です。
今回のタイトルは「懐かしい 未来へ向かって」ということで講演され、この「懐かしい」という言葉の中には私たちが、懐かしい情景を思い浮かべて笑顔になるような豊かな感情の表現が現されています。


講演では、幸せの国デンマークで心得とされている「ヒュッゲ」を堀部氏も大事にしているという話をされました。
この、ヒュッゲとは
・人との時間を大切にする
・無理をせず、見栄も張らない
・自然を身近に感じ、手作りの温もりを大切にする
・今あるものに感謝する
という意味が込められており、現代、人口は減り、物があふれかえっている状況でも
「あるものを活かす」
・気候風土
・歴史や文化や記憶
・既存建物
・風景
を建物に取り入れるという話をされておりました。
リノベーションや建て替え時でも樹木や既存のもの、「あるものを活かす」を心がけて、これから先、新しいの中にも、記憶や「懐かしい」を、その場に留めておく設計も良いかもしれないと感じました。
これから、建築を検討されている方も、これ残したいな~と思うところがあれば一度弊社の担当までお訪ねください。
ご来場予約キャンペーン Instagram