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2019.12.19

考えてみたブログ ~リビングはテレビを見る部屋か~

テレビを見るためのスペースが家の一番良い場所にあります。

いわゆるリビングです。

でもちょっと待ってください。リビングってテレビを見る部屋でしたっけ?

もうちょっと丁寧に暮らしに向き合ってみれば

テレビってそんなに必要なものなのかって不思議に思いませんか?

確かに、これからの時代、インターネットがあらゆる”モノ”に繋がることを

考えれば、テレビは重要なインターフェイスとしての役割を果たしますので、

気軽に触れられる位置にあることは重要です。

しかし、まったく別の面から考え、

たとえば先のインターフェイスはまた別のデバイスに役割を任せてしまえば

デジタルデトックスじゃないですが、自宅のリビングにいるときくらい

ゆったりとした時間を過ごせないものか。

家づくりをお考えの方の中にはそういった方も必ずいらっしゃると思います。

我が家では子供が大人の話の最中にテレビに気をとられる

事が多いので、テレビをなるべくつけなくなりました。

私個人もバラエティー番組の騒がしい感じが不快に感じる

瞬間が多々あるので、なるべく静かな番組か、

もしくはもうテレビを消している状態を好みます。

普段、仕事で住宅の間取りをプランニングしていても、

きれいな眺望や庭がとれる敷地なのに、

間取り上、そしてなによりお施主様とのやり取りの中で、

リビングのソファがテレビを向いていると少しもったいなく思うことがあります。

ソファに座って窓を開け、緑を眺めることができるリビング、

素敵だと思んですが。

というわけで今回はすこしリビングの在り方のバリエーションを少し

考えてみました。

まずはオーソドックスな直線型(整った矩形)LDKです。

広さは16帖とします。

画面下を南として主採光面と考え、例のテレビは西側に配置します。

テレビの方を向くためソファはどうしてもキッチンやダイニングに

背を向けるレイアウトです。

16帖ではどうしても家具レイアウトがぎゅうぎゅうな感がありますね。

 

次のプランは、例のテレビを向かずにというか置かずに、ソファも

ダイニングの方に向けました。

ソファを2台L型にレイアウトしても無理がなく、しかも視線の先は庭です。

一見素敵に見えます。テレビを考えなくてよいお宅ならベターです。

 

次はどうしてもテレビを置きたい場合、思い切って窓の前にテレビを

置きました。

新築ではありえなく思います。が、中古マンションや古民家リノベなら

よくあるパターンで、雑誌やWebの施工例でもよく見かけるパターンです。

 

ではもう一工夫。というかこれは、私が自宅でやってみたい間取りでも

あります。

妻に趣旨を説明したところまぁ悪くない(笑)反応でしたので将来やってみたい

と思っております。

広さは同じ16帖ですが、LDKをL型に配置しています。

例のテレビはダイニング側に置きました。

食事中にテレビが流れているのは好き嫌い分かれるところでしょうが、

今回はここにレイアウトしました。

テレビと離した場所にリビングを設けましたが、ここはくつろぐ事に

専念できるよう、カフェ風の雰囲気で作れたら素敵ですね。

床とテラスをテラコッタタイルで仕上げても素敵そう。

”ソト”が家の中に伸びてきたイメージです。

 

想像は自由なので、今回はプランナーがちょっと自由な発想でプランを

考えてみました。

あなたのご参考になればこれ幸い。設計課の上村でした。

でわまた。


 
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