こんにちは設計課 坂元です。
今回は居室の防音について少し触れたいと思います。
休日や家族が寝静まった後に自宅で映画鑑賞であったり、趣味で楽器を使用される方は家族、近隣への騒音対策を気にされていると思います。
しかし、本当の防音となると床から壁からサッシから丸ごと変えていかなくてはなりません。
基本的に外部への音漏れは、ほぼサッシで決まります。床、壁、天井を完璧にしてもサッシの性能が低ければサッシから漏れていってしまいます。
よって、サッシについてはできる限り少なく、小さくして壁と同等レベルの遮音性能を確保する。あとは、室内では防音に限らず、引き戸を希望されるお客様が多いです。カラオケボックスを想像していただいたらお分かりになると思いますが、開き戸の方が防音性が高いです。これは、防音の開き戸に限らず引き戸には隙間が多い為、音が漏れるのです。
主な地域の騒音に対する基準値は以下のようになっており
日常の生活音でしたり、騒音のレベルはこのようになっているので、ここからどの程度の対策を行えば良いのか参考にされてみてください。
例えばあと、30dB落としたいとなれば、完全な防音にしなくても良いのでその分費用も抑えられます。
音の種類としては、高音は空気中を移動する音なので住宅で対策しやすいのですが低音(ドラム等)はパワーが強く建物を振動させるので完全には防ぎきれません。
また、音が壁に当たって帰ってくる残響時間というのもありますので広い空間になってくると、自覚するくらい残響が分かると思います。このような時も壁の仕上げ材や厚手のカーテン等で対策できるので、ご相談ください。
今回触れさせていただいたのはまだ入り口にすぎませんので、しっかりとしたご計画、ご予算にあった提案は弊社営業スタッフまでお問合せください。