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2019.07.27

設計のいる&いらない No.3

無事に子猫5匹とも里親が見つかり、安堵と寂しさに過ごしています。
ご無沙汰しております。設計課 迫です。

前回のブログ:WCL編
https://www.mbchouse.jp/blog/details_4145.html


今回も、設計のいるいらないを書いていこうかと思います。
お題は「居室の窓」についてです!

タイトル 画面用


先月の6月24日にYKKap社による[窓使いセミナー]に参加してきました。
その内容と交えて書いていきます。

・LDKに使う窓

リビングに使う主な窓は「掃き出し窓」だと思います。(図①参照)
掃き出し窓は十分に採光が取れ、出入りや換気など様々な機能を持ちます。
ですがよく、リビングの南面に掃き出し窓を2つ以上設置する案があります。
上記の通り掃き出し窓には利点がありますが、窓の前に家具などを置けないというデメリットも存在します。

図①

図①

掃き出し窓は名前の通りゴミを掃き出すためにできた窓ですが、今の時代は掃除機で掃除を行うので、そんなに多く掃き出し窓は必要かと聞かれるとそうではありません。
パッシブ的な考えとして冬の日射取得が取れるために多くつけることもあります。
なので、十分な日射取得を確保できつつ、外に出るための掃き出し窓が1つあるならもう一つは腰窓でもよいのではないかと思います。
そうすれば家具の配置に困ることも少なくなります!(タイトル画像参照)

もちろん景観やバランスなどを考えて2つ以上設定する場合もあります。
いるかいらないかはお客様の好みです(笑)



・寝室に使う窓

寝室に使う窓として、ベッド上部に引違い窓を配置する例が挙げられます、が!
この引違い窓もいるのでしょうか?
ここで提案として横すべり窓またはFIX窓の高窓にする案があります。(図②参照)
高窓にすることによって寝室への視線が遮られプライバシーを守りつつ、十分な採光を取ることができます。

図②

図②

全館空調を用いれば頻繁に換気をする必要もありませんので引違い窓でなくても成り立ちます。
その分壁が広く使えるのでインテリアで飾りつけることも...!

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このように窓にもいるいらないの選択肢が多くあります。
機能的でなおかつ素敵なお家づくりに少しでもお役に立てると幸いです。

ここで雑学です!
ガラス窓は江戸時代から存在していたらしいですが、日本にはまだ生産技術が
なかったため国内で作られ始めたのは明治時代になってからだそうです!
今では世界に誇る窓の生産技術を持っている日本、技術者達の努力の結晶ですね。

ではでは、猛暑が続きますが体調にお気を付けてお過ごしください。
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