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2020.10.05

設計のいる&いらない No.10

お疲れ様です!設計課の迫です~!
この時期は暑い日や寒い日が交互に来て体調不良にならないように気を付けてます!
寒い日は太陽光がうまく当たるとかなり過ごしやすいんですけどね笑

そういえば!いるいらないブログが10回目に到達です。イエイ!
いつも読んでくださっている方々に改めて感謝いたします!
というわけで今回のいるいらないのお題は…
「敷地とお家の角度」について書いてみますね!

前回のブログ:天井編
https://www.mbchouse.jp/blog/details_8181.html

MBCハウスの特徴はパッシブデザインを意識した設計になります。
そのうえで、日射取得遮蔽はとっても重要なんです!
日射は方角に対する建物の向きでかなり左右されますので
建物をどのように配置するのかについて考えていきましょう!

そこで簡単にですがいろんな例でお話しますね。

ではまず1つ目に、お家を建てる基準とする敷地の境界をどのように選ぶのかについて
例で作った敷地の図面を見てください!

西側道路の一般的な敷地ですね、設計もしやすそうです。
車2台を止めると仮に考えて駐車スペースを考慮した後に、お家本体の位置を決めます。
法的なことも考えながら基準となる敷地境界線を選ぶのですがとりあえず2案出しますね!




さて、どちらが太陽をうまく取り込みやすいでしょうか?

正解は②です!より南側により向いている方が太陽光を建物の正面から取り込みやすいんです!

冬には日射を多く取得してお家をぽかぽかにします、そのためには
部屋の中を長く太陽に照らしてもらわないといけないんです。それも[日が昇ったあと]になので
一番良い日光が当たる時間帯にはもう家の南側にあまり光が当たらない!というもったいない
状況になってしまうんですね。

「でも東に傾いていれば低い位置の太陽光を取り込めるのでは?」と思うこともありますが
多くの場合、隣家などで低い位置の朝日は遮られていることがあったり
冬の太陽は高くまで昇らないのであまり日射取得を見込めなくなる場合があるんです。

南側を向くように配置するに越したことはないということが分かりましたね!

~~~

ではでは敷地が方角に対して斜め且つ やや大きい敷地の場合での説明を、

大きな敷地の時に提案の一つとして考えるのが方角に合わせて向きを決めるというもの。
「境界線に合わせるんじゃないの?」との疑問が湧く方もいらっしゃるでしょう。

境界線に合わせるメリットとして[分かりやすさ]が多くを占めています。

基準があるので設計者 施主様 そして施工者がすぐ理解できることが大きく、
単純にお家を設計できる面積が大きくなるというものありますね。


では方角に合わせて設計する場合の代表例としてシンケンハウス様があげられますね。
敷地に対して斜めに配置されている住宅のイメージを強く持ちます。
あの斜めの角度は適当に斜めにしているわけではないんです笑
方角から太陽の位置を考慮した結果斜めになっているのです。

方角に合わせて配置することで太陽を一番効率的に使うことができます。
ですが斜めに配置するデメリットもあるので注意です!(今回の重要点)
斜めに配置した場合は残りの敷地部分が4つに分断されることが多いので、
この残った敷地の使い方をうまく使わないと無駄なスペースが生まれてもったいないことになります。

残ったスペースに、駐車場 お庭 エコキュート 浄化槽などをうまく配置できないと
敷地に斜めに配置してもいいプランができない場合がありますね。
余裕のある敷地でパッシブを意識して家づくりをされる場合は上記をお忘れなく!

~~~

本日はここまでです!ちょっと文字が多くなっちゃいました(汗)
できるだけ図解しましたが伝わっていれば幸いです。

まとめると、より南側に合わせて配置することで太陽光をうまく使えますが、
プランが縛られる可能性が多くなることに注意です!



ではではいつもの雑学です笑
学校の黒板は基本的に西向きに配置されます。(敷地形状によっては可能な限り西寄り)
日本人は右利きの人が多いので、西側に黒板を持ってくると南側からの光で
手元が暗くならずにノートを取れるようにするためなんだとか…

日を増して寒くなると思います!体調にお気をつけてお過ごしください。
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