2020.01.12
「パッシブデザインについてのあれこれ vol.10」
明日(1/13)は『成人の日』です。
「3?年前の自分に戻ってみたい」と最近思う時もある原口です。
さて、年末年始は「暖冬」と言われていましたが今のところ、この予報が当たっているように感じます。
お正月も比較的穏やかで、良い年の始まりを皆様も迎えられたのではないでしょうか。
ただ、これからが鹿児島の冬本番となりますのでインフルエンザ対策を含めて
寒い冬を乗り切って参りましょう!
今回お伝えする「あれこれ」は、どんよりした曇り空が多い冬でも
室内の明るさを照明だけに頼らないパッシブデザインの手法
『昼光利用』についてお話します。
冬のパッシブ手法では何といっても「日射取得」が最も重要なのですが、
部屋が暗いと寒く感じますよね。
となると、昼間でも人工照明に頼らざるを得なくなって、無駄なエネルギーを消費してしまいます。
照明エネルギーの削減と、自然光による明るさの快適のために『昼光利用』があります。
『昼光利用』は決して直射日光だけでなく、間接光でも利用できるところがポイントです。
1.プランニング(間取り)での活用例
縦長のLDKが部屋に囲まれた場合、どうしても奥のほう(ダイニング~キッチン付近)が暗くなりがちです。
その対策としてライトコート(光庭)を計画して、光だけでなく風通しも得られる工夫をします。
四方を部屋等に囲まれた中央に計画する場合もあります。井戸みたいな感覚からライトウェル(光井戸)とも言います。
2.窓の取り付け方での活用例
ロフトや勾配天井の最上部も暗くなりがちですので、高窓を取り付けます。
高窓は、窓の設置に困りやすい洗面化粧台の上部への採用や、隣との視線を遮る目的で
寝室などに採用したりもします。
トップライトも昼光利用では有効な窓ですが、南側での採用は夏の日射遮蔽が難しい
理由からお勧めはしません。
3.その他室内での『昼光利用』
<「Passive-Design Technical Forum」(代表:野池 政宏氏)のHPより>
HPはコチラ→
http://pdtf.jp/
このように、MBCハウスでは様々な『昼光利用』も考慮しながら、
人口照明だけに頼らない住まいづくりも目指しています。
各モデルハウスのいろいろなところで『昼光利用』の活用もご覧になれますので
ぜひお気軽にご来場ください。
これまでの「あれこれ」はコチラ
「パッシブデザインについてのあれこれ
vol.9」
「パッシブデザインについてのあれこれ
vol.8」
「パッシブデザインについてのあれこれ
vol.7」
「パッシブデザインについてのあれこれ
vol.6」
「パッシブデザインについてのあれこれ
vol.5」
「パッシブデザインについてのあれこれ
vol.4」
「パッシブデザインについてのあれこれ
vol.3」
「パッシブデザインについてのあれこれ
vol.2」
「パッシブデザインについてのあれこれ
vol.1」